次はチョーナン！

1人が風邪引きゃ、次に感染る。これは兄弟育児を実践している家庭での至極常識的な話。そんなわけで、チョーナンも寝込みました。

日頃は我侭三昧で、一日の三分の一はごねまくっているジナン。しかし、発熱にはめっぽう強く、40度の熱にひたすら耐え、小学1年生とは思えないような我慢強さを見せてくれました。一方、日頃はしっかりものの兄ちゃんが、病気にはからっきし弱い。

だから、ジナンの病気が治りかけ ―つまり、とても我慢強い良い子から我侭三昧のクソガキに変化を遂げる時―　と　チョーナンの発病　―すなわち、とても聞き訳がよく、面倒見が良い子がヘタレ小僧になるとき―　が重なると、我が家は野戦病院を通り越し、阿鼻叫喚の地獄絵図の様相を呈するのです。

チョ：チョーナン　ジ：ジナン　母：私

チョ「おかあさ～～～ん、咳がでるぅ～～」
母　「ほら、水のんで寝てなさい」
ジ　「つまんなぁい！（怒）」
母　「みんな忙しいからガマンしなさい!]
ジ　「やだぁ～～～～～～～～（泣きながら床を足で踏み鳴らす）」
チョ「おかあさん、熱測ってもいい？」
母　「あんた、3分前に測って36度5分だったのに！」
チョ「だって、気持ち悪い」
母　「んもう、好きにしなさいっ！」
ジ　「おにいちゃん、将棋して！」
チョ「無理」
ジ　「でーーーきーーーる！」
チョ「体温測った」
母　「何度？」
チョ「36度8分」
母　「平熱じゃん」
チョ「でも、さっきよりちょっとあがった」
ジ　「おにいちゃん、このゲームクリアして！」
チョ「だから、無理　おかあさん、吐きそう」
母　「ちょっとまって、ボウル持ってくる」
チョ「関節も痛い　鼻も詰まって苦しい」
母　「じゃ、これから熱が上がるんだよ、だから寝てなさい。あぁ、鼻をすするんじゃない、ちゃんとかみなさい」
チョ「おなかすいた　ご飯何時？」
母　「てめ、吐きたいんじゃないのか？（怒）」
ジ　「つーーまーーんーーなぁーーーい！」
チョ「ね、熱はかってもいい？」
母　「もう、断らなくても良いから、好きなだけ測りなさい」
チョ「分かった」
ジ　「トムとジェリーみていい？」
チョ「はぁ？　おれ、バッテリー（映画）見てるし」
母　「気持ち悪いのはどうしたの？」
チョ「うーん、ちょっと治った。今度は頭痛い」


3分おきに熱を測ったチョーナンの執念は実り、夕べのうちに37度9分まで発熱。おめでとうチョーナン。

そして一晩あけて、ジナンは元気に登校。
一方チョーナンは、朝も37度6分の熱があり、盛大に戻したので、やっぱりだめかなぁ・・なんて小児科へ。小児科でも体温測ったんですが、熱は36度5分まで下がり、あれっ？


一通りの診察の後、先生曰く、

「アレルギーで鼻が出て、そこに風邪を引いて、便秘がちだったから、熱が出て吐いたんでしょうーーーー♪」


ん、もう、恥ずかしい（涙）



家族で一番具合が悪いのは、持病の腰痛が悪化し、咳が止まらず、息子らに蹴られて寝不足な私だってことに、誰も気づいてくれない（涙）