嘘吐きジナン

ジナンは嘘をよく吐く。
特に自分の都合の悪いことになると、あからさまに見え透いた嘘を吐く。

今日の日記は本当に愚痴でしかないので、後は見たい人だけ見てください。

この前は学校の宿題で、こんなことを書いていた。



　かぞくで　いちごがりに　いきました。
　たくさん　いちごを　とりました。
　ぼくが、
　「いちご　たべてもいい？」
　ときいたら、　おかあさんは、　
　「ひとつだけなら　いいよ。」
　と　いいました。
　だから　ぼくは　ひとつだけ　いちごを　たべました。


アタシはそんなこと、絶対に言ってないんですが・・・・（涙）
で、ジナンに、
「勘違いじゃない?　おかあさん、1個だけなんていってないよ」
と指摘すると、ヤツは床の上にひっくり返り、
「嘘じゃない～～～　言ったぁ～～～」
と大号泣。

イチゴ10個も食べたくせに・・・・

どうもジナンは想像力というか妄想力が強いらしく、自分の都合の悪い話になると、替わりに都合の良い話を妄想し、いつの間にか記憶を書き換えてしまうらしいのです。だから、ヤツと、「嘘、本当」の議論になると、話が一向に決着を見ない。

困ったものです。

でもね、たかだか小学一年生だし、そのうち現実と妄想の違いは理解するだろうし、放っておいても大丈夫だろうな、と思ってたんですが・・・・


先日実母が電話をかけてきたときのこと。
母の電話は大抵、父に対する愚痴。そしてそのときの電話も例外ではありませんでした。

「おとうさんったら、このまえフルートの先生（習ってるんです）とけんかしてきたのよ」
「どうして？」
「それがね、この前レッスンに行ったらお休みなのよ。　先生は連絡しましたって言ってるし、他の生徒さんもみんな休みのこと知っていたし、お父さんの聞き忘れだんだと思うんだけど・・・」
「けど？」
「『俺は絶対に聞いてない』って言い張って・・・先生に文句を言って、それで先生もおこっちゃってね・・・・」

　
ジナンは実父に似たらしい。
そして彼の、「都合が悪くなると虚言癖」、は一生治らないと思ったほうがいいのかも。