００９ RE:CYBORG 普通の感想

８をめぐる罵詈雑言は下の記事にしたので、今度はそれ以外の感想。
ネタは如何なくバラしてますので、畳みます。

神山アニメは話こそ聞くものの、見るのは初めてです。
人気の監督さんみたいだから否が応でも期待は高まりますし、予告編などの絵の具合も概ね許容範囲、ってか好きな感じだから、映画の始まりを楽しみにしてました。

神山監督の手になる完結編
ただし映画の尺ですし、事前に発表された動画でも敵らしい敵の姿もなかったから、神様との戦いの結末は全く期待してませんでした。2時間弱じゃ土台無理な話。

いろいろ感想があるのですが、キャラの感想から

００１
両目を拝見したのはいつ以来？
両目出てるのがデフォルトの設定なのは、神々との戦い編以来のことかも。
頭のいいエスパーな赤ちゃんになっていて、昔、みんなが密かに怯えたブラックな感じはなかったですね。変な言い方、おしゃべりするコンピュータみたい。
今回は５が抱っこ役なのね。掌にちんまり収まる、手乗り００１は可愛かったわ

００２
メカニカルな感じで、飛び立つシーンが超絶素敵でした。
ただ、脱いだら凄かったね。
ナンバー史上、一番ムゴイ改造になってしまったような気がするけど、ってか、肩のあたりから出てる補助翼みたいなのは、戦闘服でしょうか？それとも自前？(悩）

００３
可愛かったなぁ。
いきなり脱いじゃうし。
でも、００９の記憶を消されている間、ずっと９の監視役をするって、すごくかわいそうだよ。相変わらず博士は無神経なことをなさいます。

００４
なんかもう、アナログな時代のメカっぽくってときめきました。
２とか４の話から、この時代は彼らがサイボーグだってのは周知の事実なんですね。
そのうえで、「博物館送り寸前」
いやいや、あの斬鉄剣みたいなナイフは相変わらず素敵でした。

００５
脇役の脇役のなかでは破格の活躍を見せました。
大声出すだけで相手の兵士をなぎ倒すって。
あのシーン見たら、彼だけ覚醒したの？って疑いました。
別にみんな覚醒してないんですよね・・・

ってか、彼はいつだって８と一緒に目立たない存在だったのに・・・

００６
なんか一番理解しやすい設定でした。
張々湖の商標登録しちゃって、ギルモアと裁判してるとか、あり得そうで笑ったわ。
だけと有事のときは、それはそれ、これはこれ、って。彼が一番現実をきちんと見つめて普通に生活してる人なんだろうなぁと思います。

００７
声が吉野裕行さんだったので、どうにもこうにもイナズマイレブンの鬼道のイメージが付きまといました。あのくらいダンディーにしたのだから、もうちょっと声も渋い方でよかったのに。
変身してロイドを倒すシーンは素敵でした。

００８
出番が少なすぎて、泣くに泣けない。
ヒゲを蓄えて、インディージョーンズみたいな考古学者になったのに、声は高くって、それなのに一人称は「俺」。
いいじゃん、「僕」でさ。
どうして彼にだけ活躍の場を与えていただけなかったのか、神山監督をサシでお話したい気分です。

００９
絵は随分変わったのに、新ゼロの９を思い出しました。
「彼の声」を聞いて、人類滅亡を目論んでいたのに、いつの間にやら「彼の声」を違う意味に解釈してて「？」でした。
ドバイの廃墟ぶりで、考え方を変えたのだとは思うけど、ちょっとその辺は唐突でわからなかったですね。もっとも神山監督も、「そこのところが難しい」っておっしゃってたので、難しい描写だったのも事実。
「彼の声」がもっと具体的に「声」になってたら、わかりやすくなったのかもしれないけど、耳に聞こえる声にした時点で、はっきりと「敵」になっちゃうだろうから、難しい選択だったのかと思います。


一気に書いたら、少し落ち着きました。
他の方の感想を捜す旅に出てきます。

とにかく、誰か私を慰めてください。
とりあえず、塩蔵さんのところに行って、泣いてきます。
塩蔵さん、映画見たかなぁ。